レイ:黒船電車の資料投稿に、黒い貨車での返礼か……
アイマジック社も、中々やる。
↓アイマジック社側からの返礼記事
http://moebiuslink.com/vrm5bbs/viewtopic.php?f=5&t=89&start=220#p1528
椿:このシキ611って、台車の数が物凄いね。
写真で確認できるだけでも、8つもあるよ。
レイ:確かに。JR・国鉄車にはあまり興味の無いわれわれだが、これはさすがに圧巻の一言だ。
まあ、前置きはこのくらいにして……そろそろ本題に入るぞ、椿。
レイ:今回のお題は『ライセンス』についての考察だ。
始めに断っておくが、我々はこの手の権利関係にはまるで素人なので、ここからの記事は憶測の域を出ない。
椿:つまり、ここから先の記事は『憶測の垂れ流し』になっています。
それでも良い人だけ、この先の記事を読んでいってね。
レイ:さて……現行のVRMに私鉄車輌が少ないどころか、皆無である事は今更言うまでも無いだろう。
厳密に言えば、木曽森林鉄道や私鉄車輌としても使える車輌(キハ22)等も無くは無いが……それらを私鉄車輌として加味したとしても、お寒いラインナップである事実は覆しようが無い。
椿:『鉄道模型シュミレーター』と書いて、『JR・国鉄シュミレーター』と読んでも何の問題も無さそうだね。
少なくとも、現状のラインナップだと。
レイ:その通り。
そして、VRMに私鉄車輌が充実するのを阻んでいる要因の一つが……『ライセンス』にあると余は見ている。
椿:ほむ……それはまたなぜに?
レイ:訳は簡単だ。
JR・国鉄系の車輌であれば、1社から許可を取り付ければ幅広い車輌がリリース出来るが……
私鉄系だとそうはいかぬ。
例えば東京都を走る車輌だけをみても、JR線を走る車輌であればJR東日本から許可を取り付ければ東海道新幹線・貨物線を除く全ての車輌が使えるようになる。
が、私鉄だと・・・・・・
・京急
・東武
・西武
・東急
・東京メトロ
・小田急
・京成
・京王
・北総
・つくばエクスプレス
・東京都交通局
これら11社からライセンスを貰わないと東京都内全ての私鉄車輌を製品化することが出来ない。
無論、この11社の中にはモノレールや新交通システムの類は除いてある。
(北総は起点京成高砂周辺が東京都内なのでカウント)
椿:うへ……東京の私鉄だけでもそんなに多くの所からライセンスを貰わないといけないんだね……
傍目からみてもめんどくさそう……
レイ:ああ。それに、車輌使用許可も無料……という訳にはいかぬだろうから、ライセンス料も嵩んでくるだろう。
椿:各社との交渉が凄い手間+ライセンス料の高騰……というのがアイマジック社が私鉄車輌製作に消極的な原因かぁ……
レイ:それも大きな問題の一つとは思うが、他にも知名度という問題も絡んでくる。
売れそうな車輌…… つまり全国的な知名度がありそうな車輌はアイマジック社が大好きなJR・国鉄車輌だけではなく、私鉄車輌にも沢山あるだろう。
例えば、京急の2100形や京成のAE形(新スカイライナー)、近鉄21000系(アーバンライナー)などがな。
だが……こういう人気の車輌を有する鉄道会社との交渉は、全社がそうだとは言えぬが、傍目から見れば交渉難易度もそれだけ高そうだ。
椿:だろうね……
レイ:逆に、中小私鉄だと、ライセンス交渉難易度は大手私鉄よりは下がると思われる。
中には、二つ返事でOKを出す所もあるかもしれぬ。 が……
椿:大手とは逆に知名度が低い=売れ行きが見込めないから、今度はアイマジック社側が二の足を踏む……と。
レイ:その通り。
さて、VRMに私鉄車輌が増えない訳を、我々なりまとめると……
・全国的な知名度がある大手私鉄は、ライセンス取得難易度が高い
・中小私鉄はライセンス取得難易度は比較的低そうだが、知名度が劣るため売り上げが見込めない
レイ:こんな所だろう。
無論、上記2点に当てはまらないケースもあるとは思うが。
椿:大手さんでもライセンスが貰いやすい所もあるだろうし……
椿:逆に中小私鉄さんでも、全国的な知名度がある所もあるかも知れないし。
でも、結局の所最後に物を言うのは、アイマジック社自身のやる気次第だけどね。
レイ:まあな。
しかし救いは、アイマジック社が我々ユーザーに私鉄車輌の資料写真を募集したり、一部の私鉄(小田急や京急など)をアイマジック社自身で取材している事だ。
アイマジック社側としても、現行のVRMに私鉄車輌のラインナップを増やしたいという思惑はあるようだな。
椿:願わくば、もうそろそろその思惑が形になって欲しい所だね。
レイ:だな。
VRM4であった小田急VSEも、そろそろ現行のVRMでも使えるようにしてもらいたいものだ。
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