レイ:この所アイマジック社の車輌投稿板が好況で、中々投稿する機会に恵まれなかったが……先ほど、ようやく第一弾を投稿出来た。
と、いうわけで今回の北海道遠征では道内にある2つの路面電車……函館市企業局交通部(函館市電)と札幌市交通局(札幌市電)を狙って来た。
第一弾で投稿したのはそのうちの一つ、函館市電の資料写真だ。
投稿先リンク:
30形(箱館ハイカラ號)・500形・710形
800形・2000形・3000形
9600形(らっくる号)
コスモス:と、言うより私鉄ファンである我々にとって、北海道内でVRM資料写真として狙い甲斐があるのはこの2市電以外無いですが。
札幌の地下鉄の方はゴムタイヤ方式ですから、製品化の可能性を語る以前の問題ですからね。
レイ:その通り。 2006年までは、この2市電以外に北海道ちほく高原鉄道があったが……とまあ、それはいい。
と、いう訳で今回の記事では、今回投稿した『函館市電』についてだらだら語っていこうと思う。
コスモス:では、早速本題に入りますが……函館市電を走る車輌というのは、大半が広告車なのでこれらはVRM製品化は版権的な面でも、製作難易度の面でも厳しいものがあります(需要という面を抜きにしても)。
アイマジック社曰く、この手の装飾が細かい車輌というのは製作難易度が高いそうです。
でも、そんな函館市電にも、中には広告が張られていない車輌があります。
代表的なのは……
2007年にデビューした函館市電初の超低床車・9600形(らっくる号)と
元成宗電気軌道出身で、1993年に『箱館ハイカラ號』に改造された30形。
コスモス:この2形式が、現在の函館市電の二枚看板といった所でしょう。
仮に、万が一VRMで函館市電が製品化されるとしたら、この2形式がピックアップされる可能性が高いと個人的には思います。
レイ:余も、それについては同感だ。
函館市電には、この2枚看板以外にも……
レイ:らっくるが導入される前に試験的に導入された部分低床車・8100形。
レイ:生粋の函館生まれの車輌である500形
レイ:そして、800形と呼ばれる一般車の中にも、広告では無い一般塗装の車輌が存在する。
他にもまだあるかも知れぬが、『函館市電の現役旅客車で、広告車では無い車輌=VRM製品化の可能性が僅かだがある』車輌はこんな所だろう。
(TOP画像の1000形も一般塗装だが、現在運用を離脱している模様なので資料写真が撮影出来ない=製品化は絶望的だろう)
コスモス:ほむ……
レイ:さて、話は少し飛ぶが……函館市電を撮影する上において、一つ厄介な問題が存在していた。
それは……『線路をまたぐ歩道橋が存在しない』という事だ。
コスモス:私達はいつも、路面電車の屋上機器を撮影するときは歩道橋の上から狙っていましたが……
これはちょっと厄介な問題でしたね。
レイ:ああ。
色々と考えた末、我々が出した結論は……
レイ:沿線のホテルで市電が見下ろせる部屋を予約し、そこから屋上機器写真の撮影を行う……という作戦。名づけて『ホテル内狙撃』だ。
窓越しからの撮影になるため、画質が下がる・窓ガラスに写りこみが入るなど、問題は多々あったが……
歩道橋の無い函館市電の場合、他に屋上機器を撮影する方法が見つからなかったので止むを得まい。
コスモス:その上、現地はとても暑かったですから、クーラーを効かせながら涼しく撮影出来る……というのも『ホテル内狙撃』のメリットですね。
夏場の資料写真撮影は、常に熱中症の危険と隣り合わせですからね。
レイ:ああ。効率良く資料写真を撮影しようとすると、炎天下の中に長く身を置く必要があるからな。
さて、函館市電でVRM化の可能性がありそうな上記5形式……30形・500形・800形・8100形・9600形の撮影状況はというと……
30形:両側面・屋上・運転台撮影完了
500形:両側面のみ撮影(屋上・運転台は撮影失敗)
800形(812号):両側面・屋上・運転台撮影完了
8100形:滞在期間中は全く運用に入らず=撮影失敗
9600形:両側面・屋上・運転台撮影完了
レイ:こんな所かな。
函館市電生え抜きである500形の屋上機器撮影に失敗してしまったのが悔やまれるが……こればかりは運も絡むから止むを得まい。
コスモス:ですねぇ……パーフェクトとはいえないですが、2枚看板である30形(箱館ハイカラ號)と9600形(らっくる号)の両側面・屋上・運転台を押さえられたのですから、とりあえずいいんじゃないですか?
それに、残り少ない800形……それも、一般塗装の812号の両側面・屋上・運転台も押さえられたのですから
……これ以上欲を出すと、バチが当たるかも知れませんよ。
レイ:だな。
今回の作戦、函館市電については完璧とはいえぬが、我々としては一応成功とみていいだろう。
では、次回の記事はアイマジック社のレスが返って来次第、続きを書くとしようか。
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