レイ:そして、このランキングではデータ容量で上下を決めるという仕様上、数多くの資料写真を送ったユーザーの意向が色濃く反映される。
厳密な民意をあらわしているとは言い難いが、大容量の資料写真には、それだけ撮影者の汗と努力と時間と費用が多く詰まっているのだ。
前回も述べたかもしれないが、本ランキングは通常の人気投票では無く、公式掲示板・車輌トピックに投稿されてきた、我々を含めた資料写真撮影家達の祭典……
そう、理解していただければ幸いだ。
レイ:……と、前置きはこのくらいにして、資料写真データ容量ランキング・会社別ランキング編を発表する。
さて、ソルよ。早速だがTOP10の発表に移ろうか。
ソル:はい。
さすがに、有効容量(有効投票)6748.63 MBの過半数を独占するような鉄道会社さんは現れませんでしたが、その中で第一位の栄冠に輝いたのは……
一位:JR九州 1750.75MB
JR九州さんでした。
総容量1.7GBオーバー、二位に500MB近くの大差を付けての圧勝でした。
この1750.75MBの容量のうち、1596.61MB分は一人のユーザーさんが投稿なされているので、そのユーザーさんの並々ならぬ熱意が感じられます。
(私達が今まで投稿した資料写真の全容量が1191.45MBですから、とても敵いません)
また、他6名の方が容量の大小こそありますがJR九州さんの資料を投稿なされており、幅広い支持も得ています。
ちなみに、この6名のうちには私達も含めます。
(過去一度だけ、1.59MBだけJR系の車輌を投稿したのですが、それがJR九州の車輌でした)
二位:JR西日本 1168.27MB
そして2番手はJR西日本さん。1位こそ逃しましたが、総容量1.1GBオーバーで1GB超えは達成しました。
こちらもJR九州さんと同じく7名の方が資料投稿なされていますが、こちらは100MB越えの投稿した方が4人もおり(ちなみに、九州では2人だけ)、層の厚さという面ではJR九州に勝っています。
三位:JR東日本 919.72MB
3位、つまり銅メダルはJR東日本さん。
1GB超えこそ逃しましたが、表彰台の末席を確保することが出来ました。
JR東さんは超大口の投稿…… つまり、外部サイトを利用した100MBオーバーの投稿が多かったのが特徴で、
919.72MB中、716.00MBはこの超大口投稿によるものでした。
四位:西日本鉄道 534.46MB
4位は九州唯一の大手私鉄・西日本鉄道(西鉄)さんです。
関東・関西の大手私鉄さんを差し置いて、私鉄No1の座に輝きました。
ちなみにこの534.46MB中、私達は46.54MB分に貢献しています。
五位:東京都交通局 424.46MB
5位は東京都交通局さん。 私鉄総合一位こそ逃しましたが、公営を含めた関東私鉄ではTOPに躍り出ました。
これは424.46MB全てが、私達による投稿。
『路面電車補完計画』の一環として都電を狙ったり、『三つのT』プロジェクトで都営地下鉄車を狙ったりしていましたからね。
2012年中は夏場を除き、定期的に東京都交通局さんを追っかけていたのがこの結果に繋がったのかもしれません。
六位:阪急電鉄 420.76MB
6位は5位と約4MBの差で阪急電鉄さん。関西私鉄の中では文句なしの1位です。
ここは3名の方が投稿なされており、私鉄系の中では一番幅広い層からの支持を受けています。
でも票では無く、データ容量で勝敗を決する当ランキングの仕様上、私鉄1位とはいきませんでした。
七位:小田急電鉄 238.45MB
7位は小田急電鉄さん。238.45MB獲得です。
アイマジック社自身でも定期的に資料写真撮影をしている所なので、資料投稿もあまりなされないかな……とは思っていましたが、
200MBオーバーの容量を確保して7位入賞です。
八位:東武鉄道 220.16MB
8位は東武鉄道さん。小田急さんに18MB程で敗れてしまいましたが、それでも8位入賞&200MB超えは達成しました。
関東では最大の路線長、鉄道むすめ最多所属人数を誇る東武さんが、ここでも上位入賞です。
九位:京浜急行電鉄 197.28MB
9位は京浜急行電鉄(京急)さん。『赤い稲妻』の異名で有名な人気私鉄です。
100MB超えの9位とTOP10入りは果たし、『赤い稲妻』の面目は保ちました。
197.28MB中、178.31MBは私達の投稿ですが、残り18.97MBは他の方からの支援攻撃です。
十位:JR貨物 92.27MB
そして10位はJR貨物さん。九位以上に100MB以上の差はつけられていますが、何とかTOP10入りは果たせました。
ソル:以上、TOP10の公表を終わります。
では、続きましてTOP10に入らなかったJR各社様の状況を解説します。
二十二位:JR東海 24.29MB
JR東海さんは22位とTOP20からも外れる結果に。
同じ東海地域の豊橋鉄道さん(22.60MB・二十三位)に抜かれる事態は何とか避けていますが、資料投稿という面ではいま一つ伸びませんでした。
もっとも、JR東海さんの車輌はVRMではすでに何形式も製品化されており、ユーザーさん達もJR東海車のラインナップに限っては満足している……
それが、今回の結果に繋がったのだと個人的には思います。
二十五位:国鉄 19.89MB
国鉄さんは19.89MBと低迷していますが、これはあくまで現役を引退し、保存されている国鉄型車輌のみの数字。
現役で動いているJR各社の国鉄型車輌は、所属するJR各社の容量(票)に割り振りましたので、現役国鉄車の票を国鉄に組み込むと十分上位を狙えます。
(その代わり、それを行うと順位を大きく落したり、本ランキングから消滅するJR社が出てきますが)
三十三位:JR北海道 4.32MB
JR北海道さんは5MBにも届かない4.32MBという数字に。
まともな投稿は電気機関車のED79しかなく、他はキハ40北海道塗装車の写真が1枚あるのみ。
しかも、この2形式は共に国鉄型なので、もしこれらを国鉄所属にしてしまうと本ランキングから消滅してしまいます。
三十七位:JR四国 2.85MB
JR四国はJR各社最低の2.85MBという結果に。
公式掲示板のリクエスト板でも全くリクエストが無かった程なので、 上のJR北海道ともども、不人気ぶりを資料写真の分野でも露呈する結果に。
ただ、この2.85MBはJR四国になってから作られた車輌・5000系快速マリンライナーの資料なので、JR北海道のように国鉄型の扱い次第ではランキングから消えてしまう……というリスクとは無縁なのが救いです。
ソル:以上、資料写真データ容量ランキング・会社別編を終了します。
次回は、車輌形式編のランキング集計結果発表の予定です。
最後に全会社の順位リストを張り付けて、本日の記事を終わらせていただきます。
資料写真募集トピック車輌編・データ容量ランキング全順位(鉄道会社編)
順位 |
会社名 |
データ容量(単位・MB) |
1 |
JR九州 |
1750.75 |
2 |
JR西日本 |
1168.27 |
3 |
JR東日本 |
919.72 |
4 |
西日本鉄道 |
534.46 |
5 |
東京都交通局 |
424.46 |
6 |
阪急電鉄 |
420.76 |
7 |
小田急電鉄 |
238.45 |
8 |
東武鉄道 |
220.16 |
9 |
京浜急行電鉄 |
197.28 |
10 |
JR貨物 |
92.27 |
11 |
岡山電気軌道 |
87.34 |
12 |
伊豆急行 |
83.94 |
13 |
函館市企業局交通部 |
70.25 |
14 |
札幌市交通局 |
56.14 |
15 |
東京急行電鉄 |
55.98 |
16 |
福井鉄道 |
50.78 |
17 |
青い森鉄道 |
47.37 |
18 |
富山地方鉄道 |
35.71 |
19 |
近畿日本鉄道 |
28.46 |
20 |
京阪電気鉄道 |
26.38 |
21 |
東京メトロ |
25.31 |
22 |
JR東海 |
24.29 |
23 |
豊橋鉄道 |
22.60 |
24 |
筑豊電気鉄道 |
20.36 |
25 |
国鉄 |
19.89 |
26 |
三陸鉄道 |
19.75 |
27 |
弘南鉄道 |
17.85 |
28 |
万葉線 |
16.42 |
29 |
京成電鉄 |
16.16 |
30 |
富山ライトレール |
13.77 |
31 |
大阪市交通局 |
10.29 |
32 |
京福電気鉄道 |
6.75 |
33 |
JR北海道 |
4.32 |
34 |
埼玉高速鉄道 |
4.03 |
35 |
広島電鉄 |
3.84 |
36 |
相模鉄道 |
3.26 |
37 |
JR四国 |
2.85 |
38 |
北総鉄道 |
2.50 |
39 |
秩父鉄道 |
1.81 |
40 |
鹿児島市交通局 |
1.61 |
41 |
錦川鉄道 |
1.16 |
42 |
平成筑豊鉄道 |
0.47 |
43 |
山陽電気鉄道 |
0.41 |
|
総計 |
6748.63 |
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