コスモス:おめでとうございます、レイさん。
して、費用はどのくらいかかったのですか?
レイ:今回購入したレンズは『M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6』。
防護フィルター・レンズフードも一緒に買って6諭吉オーバー。
覚悟はしていたが、随分と高い買い物になった。
(防護フィルターとレンズフードが、それぞれ3000円以上したのにはびっくりした)
コスモス:でも、ケチケチしたら後で後悔しますよね。
レイ:だな。
で、こいつの性能を確かめる為に、早速試験撮影に繰り出した。
で、まずやってきたのはこの京急鶴見駅。
ここの上りホームから下り方面の列車を撮影し、側面全体が撮影できるかどうか、実験をおこなってみた。
で、結果は……
少し斜めから撮影すれば、何とか撮影出来た。
さらに斜めの角度から撮影し、距離を保てば余裕を持って1車輌の全てが入る事も確認された。
走行中の編成の写真を撮影する際は、このくらいの余裕があった方が失敗も少なくて済む。
そしてこれは以前、今まで使用していた高倍率ズームレンズでJR新子安駅から京急線を撮影した時の写真だが、ご覧の通り京浜東北線の線路+アルファの距離を取っても、車輌全体が一枚の写真に入りきらない。
それを考えると、これは随分な進歩と言えよう。
但し、いくら超広角レンズといえども、ホームの端から撮影したのでは一両全てを一枚の写真に入れるのは難しい。
被写体が京急より全長の長い20m車のJR車というのもあるが、斜めから撮影しても全体が入りきらなかった。
そして調子に乗って、都電方面にも出向いてみた。
今年六月の荒川車庫イベントの時以来、久しぶりに飛鳥山にやってきた。
車体長の短い都電であれば、飛鳥山電停の反対側ホームから撮影すれば訳も無く側面全体が撮影出来るかとおもったが……
真横から撮影するとご覧の通り。
都電相手でも、線路一本程度の距離では真横から側面全体を撮影するには不十分である事をこれで学習。
ただ、分割撮影する時はこの位が丁度いい感じがする。
もっとも、少し斜めにすればご覧の通り、全体が入る。
アイマジック社曰く、側面の全体像は多少斜めになってもOKのようなので、これはこれで資料提出してもOKと思う。
この『斜めなら側面全体が撮影出来る』という点を生かすと、この都電飛鳥山電停の場合……
三ノ輪橋方面行きに限るが、まずは飛鳥山早稲田行きホームから側面の全体写真を押さえ……
そして、飛鳥山交差点で信号待ちをしている時に、反対側の側面を押さえるという技が使える。
終点まで行く運用の場合、同じ車輌が元の場所に戻ってくるまで1時間近くかかる都電荒川線の撮影では『一回のチャンスで両側面が押さえられる』というのは非常に大きい。
レイ:ただ、側面撮影には絶大なる威力を発揮する超広角レンズも、屋上機器の撮影……特に正面屋上方向の撮影はあまり得意ではないようだ。
(当たり前といえば当たり前だが)
ズーム倍率もたかがしれているため、少し遠くの被写体を狙うとご覧の通り。
今まで使っていた高倍率ズームならこういう時、ズームして何枚か撮影できるのだが……
超広角レンズの限られたズームでは、この距離からの撮影はちと厳しい。
レイ:というわけで超広角レンズで正面から屋上の写真を狙う場合、シャッターチャンスは、被写体が近づいた一瞬のみ。
その時、ピントを合わせる位置やその他設定を誤ると一発アウトだ。
コスモス:レンズ交換すればいいのでは……? との突っ込みが入りそうですが。
レイ:それはそうだがな。 今まで滅多な事ではレンズ交換をしなかった我々が、落したり、ゴミが入るリスクの高い屋外でのレンズ交換をする度胸は正直無い。
自宅でレンズ交換する時でさえ、落したりしないかと緊張しっぱなしだったからな。
コスモス:レンズ一本だって、安くはないですからね……
レイ:ああ。
話を戻すが、超広角レンズで正面方向の屋上写真を狙う場合、左右に大きく開いたスペースが勿体無いので……
レイ:このようにカメラを縦にして撮影すると、スペースの有効利用が出来て良い写真が取れるかもしれない。
レイ:とまあ、超広角レンズを始めて使用した感想はこんな所だな。
後は、日々の撮影を通じて自分の物にしていくしかあるまい。
コスモス:10/21に、また荒川車庫公開イベントもありますしね。
レイ:ああ。 久しぶりに、花100形(花電車)に会えるな。
もっとも……中の人は日曜日に休めるという保障は無いため、上手く行く事が出来れば行く……という形になりそうだ。
コスモス:使用しているレンズが防塵防滴ではありませんから、雨が降った場合も突入は断念せざるを得ませんね。レイさん。
レイ:そうだな。
当日、仕事が休める事と、雨が降らないことを祈るのみだ。
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